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(社)日本病院薬剤師会

福岡県病院薬剤師会

会長あいさつ

洞薬会 北九州地区勤務薬剤師会 会長 入江 利行平成27年4月17日の総会で第18代洞薬会会長に選任されました小倉記念病院の入江利行です。前身の北九州病院薬局長会から数えて58年もの歴史ある洞薬会が、さらに発展していくよう微力ながらお役に立ちたいと思っております。

 

 さて、前任の山澤先生は平成26年の会長就任時に二つの目標を掲げられました。一つ目は、病棟薬剤業務実施加算の算定と薬剤管理指導業務を完全実施する施設の拡大、二つ目は保険薬局薬剤師と病院薬剤師の連携強化です。

 

平成24年に診療報酬が認められた病棟薬剤業務は、医師、看護師からも高い評価を受けています。そして、平成26年度診療報酬改定では、病棟薬剤業務実施加算の制限緩和、がん患者指導管理の充実、外来化学療法の評価の見直しなどがありました。このように病院薬剤師の業務はさらに臨床にシフトしていくものと考えられます。

 

その一方で、厚生労働省の推進する地域包括ケアシステムの中では、かかりつけ薬剤師がその一翼を担う存在として期待されています。したがって、我々薬剤師には、病院から在宅に至るシームレスな薬剤サービスの提供が求められることになります。そのためには薬薬連携と言われる薬剤師同士の連携だけではなく、病院・診療所・薬局・介護施設などのすべての職種が連携を取り合う病診薬連携が必要となるでしょう。 これら二つの目標をさらに発展的に進めていくこと、さらに、先生方とともに楽しく学び、相互に協力し、学会等にも多くのエビデンスを発信する元気な洞薬会を目指して参りたいと思います。

 

皆様のご支援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

                                  平成27年4月

                   洞薬会第18代会長 小倉記念病院 入江 利行

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